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小池農園の農園日誌~やりがい~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~やりがい~

 

1|いま強い“共通ニーズ”はここにある 🎯

  1. 安定供給×価格リスク分散
    波状定植・品種リレー・産地連携・短期冷蔵で“出過ぎ/欠品”を抑え、相場の波をならす。

  2. 規格の均一化と歩留まり最大化
    玉径・芯長・葉厚の設計栽培+選別治具で加工歩留まり店頭映えを両立。

  3. 省力化と標準化(SOP)
    移植・防除・収穫・選別・梱包を写真/動画SOP化。台車・コンベア・結束治具で人時を削減。

  4. 気候レジリエンス
    高温・豪雨・強風に対して遮光/排水/防風/品種分散をセットで設計。

  5. 衛生・エビデンス対応
    簡易HACCP、予冷のリードタイム短縮、異物・残留基準の“見える管理”。

  6. 多販路化と関係性販売
    市場+契約(外食・工場)+直販EC+加工(コールスロー・漬物・冷凍千切り)で出口を多層化。

  7. コストとサステナブル
    燃料・肥料・資材の原単位の見える化、有機物循環・被覆資材回収で環境負荷↓×原価↓


2|買い手別「刺さる提案」テンプレ 💡

  • 量販・青果:週○回/○箱、L・M比率、芯長レンジ、裂球率許容、欠品時の代替ロットを明文化。

  • 加工・外食歩留まり試算(芯・外葉・カット規格)、予冷温度、異物対策SOPを1枚で。

  • 直販・EC:収穫日・保存法カード、規格外MIXの価値化、畑写真とストーリー。


3|“選ばれる農園”の運用テンプレ 📐

  1. 3プラン販売
    ベーシック(家庭用MIX)/セレクト(L中心・芯長指定)/プロユース(加工歩留まり保証・定期便)。

  2. 週報ダッシュボード
    収量・規格比率・裂球率・破損率・クレーム・燃料/肥料/電力の原単位を1枚に。

  3. SOP+動画(60–90秒)
    定植・追肥・病害スカウティング・収穫・選別・梱包を“誰でも同品質”に。

  4. 端境期カレンダー
    作期分散・他産地連携・在庫(冷蔵/冷凍)の放出条件を事前合意。

  5. 規格外の出口設計
    漬物・総菜・冷凍千切り・スープ…ロスを商品に変える先を平時から確定。


4|KPI(最小セット)📊

  • 玉径/芯長の適合率(%)/裂球率・空洞率(%)

  • 規格比率(L・M)/加工歩留まり(%)/輸送破損率(%)

  • 収量(kg/10a)/労働生産性(kg/人時)

  • 原単位(燃料・肥料・電力/kg)/直販比率・リピート率(%)

週次で“1枚化”→翌週の作業・販売計画に反映すると改善が加速します。


5|“価格競争”を避ける差別化ポイント 🧭

  • 数値+物語:規格・歩留まり・残留基準に、収穫時刻・畑写真・栽培暦を添付。

  • 欠品プロトコル:代替サイズ・他産地・在庫放出の条件を契約前に共有。

  • エコ指標の可視化:肥料・資材回収率、CO₂/水の原単位年報で“選ばれる理由”に。

  • 見学受け皿:圃場→選別→予冷→品質計測の1時間アジェンダを常備。


6|現場で感じる“やりがい”ベスト9 🌟

  1. 畑が“毎日の成果発表”:揃った玉がベルトに並ぶ瞬間の快感。

  2. 天気と対話する知的おもしろさ:温度・水分・風・土で最適解を組む。

  3. 食卓と産業を支える誇り:家計メニュー、惣菜、外食の“裏方”に自分のキャベツ。

  4. 数字で成長が見える:裂球率↓、歩留まり↑、クレーム↓がダッシュボードに反映。

  5. チームで同品質に近づく達成感:SOPとチェックで誰の畝でも揃う。

  6. 規格外も価値にできる創意:カット・漬物・冷凍でゼロに近い廃棄へ。

  7. お客さまの声が直で届く:「千切りが歩留まり良い」「芯が短くて使いやすい」。

  8. 仕組みが資産になる:土・設備・販路・データ=次世代に渡せるOS

  9. 地域に貢献:学校給食・直売で“顔が見える”関係づくり。


7|100秒ストーリー(端境期の一手)📘

梅雨の長雨で裂球率が上昇。相場も不安定。
週報を見ると、窒素偏り+予冷遅れが重なっていた。
定植の波状化を拡大、収穫適期を1日早め、予冷リードタイムを15分短縮。
翌週、加工歩留まり+6pt、破損−30%、欠品ゼロ。

データと段取りで、天気の波を“商売のチャンス”に変えた。


8|明日からできるミニ改善 ✅

  • 収穫後に規格比率・裂球率をホワイトボードで“見える化”(写真で共有)。

  • 予冷までの時間を1日だけ全員で計測→ボトルネックを潰す。

  • **摘葉・選別の写真SOP(3枚)**を作成して作業場に掲示。

  • 出口多層化表(生鮮/加工/直販/業務用)に担当・連絡先・合意価格を記入。

  • 週1のレビュー会でクレーム/レビューを確認→翌週の作業に反映。


まとめ ✨

ニーズは「安定供給×規格均一」「省力・標準化」「気候レジリエンス」「衛生エビデンス」「多販路」「コスト×環境」。
やりがいは「毎日が成果」「天気と対話」「食卓を支える誇り」「チームで同品質」「ロスを価値に」。

今日の一歩――週報1枚・写真SOP・端境カレンダー・予冷時間の可視化から。
小さな仕組み化が、**“いつも同じ品質”“選ばれ続ける農園”**を育てます🥬💪

 


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小池農園の農園日誌~変遷~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~変遷~

 

1|畑の“青い玉”は、生活インフラへ

キャベツは家計の定番・外食の下支え・加工の柱。
時代を追うほど、**「量」から「規格と歩留まり」へ、さらに「データと持続可能性」**へと進化してきました。


2|戦後〜1970年代:増産と標準化の始まり(露地×家族労働)

  • 栽培:露地中心。石灰施用・元肥・中耕培土が教科書的手順。

  • 品種:在来~固定種、玉の揃いは“腕”頼み

  • 流通:近在市場・行商→中央卸売へ。規格・量目が整備。

  • 課題:天候による作柄の振れ、病害の波、労力過多。

👉 キーワード:量の確保/規格の統一


3|1980〜1990年代:産地リレーと機械化(均一と効率)

  • 産地戦略:冷涼地・中山間・平坦地の時期リレーで周年供給に接近。

  • 機械化:移植機・マルチャ・薬剤散布機、収穫・結束の省力化が進む。

  • 品質:裂球・芯長・玉径の基準が明確化、規格の均一化が至上命題に。

  • 販路:量販店の拡大で納期厳守・規格厳格が常態化。

👉 キーワード:均一・納期・省力


4|2000年代:加工・外食需要×契約栽培(歩留まりの時代)

  • 需要構造:カットサラダ・惣菜・外食チェーンが伸長、歩留まりが価格を左右。

  • 栽培:育苗・定植密度の最適化、芯長・葉厚・玉径の設計栽培。

  • 物流:予冷・パレット・バーコードでロスと時間の管理

  • 経営:法人化・大規模化、作期分散と分業でピークを平準化。

👉 キーワード:歩留まり/契約/ロス削減


5|2010年代:データ×SOP×6次化(“作る”から“設計する”へ)

  • 可視化:収量・規格比率・裂球率・クレーム率を週報ダッシュボード化。

  • SOP:定植・潅水・防除・収穫・選別・梱包の写真付き手順で“誰でも同品質”。

  • 6次化:規格外をコールスロー・漬物・冷凍千切りに転換、ロスを価値化。

  • 直販・観光:SNS・EC、体験収穫で“ファン”の母数を増やす。

👉 キーワード:標準化/可視化/多販路


6|2020年代:気候・人手・環境へのレジリエンス(持続可能性の設計)

  • 気候対応:高温・豪雨に対して品種リレー・遮光・排水・防風の再設計。

  • 人手不足:可搬台車・収穫コンベア・選別ライン、動画教育で立ち上がり短縮。

  • 環境:有機物循環・被覆資材の回収、**原単位(燃料・肥料・電力)**の管理。

  • エビデンス:残留基準・異物管理の簡易HACCPが標準に。

👉 キーワード:レジリエンス/省力/サステナブル


7|“技術の肝”の変遷🛠️

  1. 波状定植×品種リレー:出過ぎ・欠品を抑え、単価と労務を平準化。

  2. 芯長・玉径・葉厚の三位一体:加工歩留まり・カット適性の要。

  3. 裂球・空洞の予防:潅水・施肥のタイミング、収穫適期の予測ルール化

  4. 衛生とロス:予冷時間の短縮・結束方法・梱包強度=輸送歩留まりに直結。

  5. 圃場配置:排水・風・獣害・作業導線を地図で設計(人時の半減)。


8|ビジネスモデルの変遷:卸一本から“多層の出口”へ 💼

  • :市場出荷が中心。

  • :市場+契約(工場・外食)+直販(EC・定期便)+加工(冷凍・惣菜)。

  • KPI:平均単価に加え、規格比率・歩留まり・破損率・原単位・直販比率・リピート率で全体最適。


9|“選ばれる農園”の運用テンプレ📐

  1. 3プラン販売
    ベーシック(家庭用MIX)/セレクト(L中心・芯長指定)/プロユース(加工仕様固定・定期便)。

  2. 品質ダッシュボード
    収量・規格比率・裂球率・歩留まり・クレーム・原単位を週1枚に。

  3. SOP+動画(60–90秒)
    定植・追肥・防除・収穫・選別・梱包を“誰でも同品質”に。

  4. 出口多層化表
    生鮮/加工/直販/業務用の代替先・担当・合意価格を平時から確定。

  5. 端境期カレンダー
    作期分散・他産地連携・在庫(冷蔵/冷凍)で欠品ゼロを設計。


10|KPI📊

  • 玉径・芯長の適合率(%)/裂球率・空洞率(%)

  • 規格比率(L・M)/加工歩留まり(%)/輸送破損率(%)

  • 収量(kg/10a)/労働生産性(kg/人時)

  • 原単位(燃料・肥料・電力/kg)/直販比率・リピート率(%)


11|現場の“やりがい”はこう変わった 🌟

  • 玉が揃う快感:畝が“同じ顔”に揃ったときの達成感。

  • 天気と対話:気象×土×品種で最適解を組む“現場の科学”。

  • 食卓と産業を支える誇り:家計・惣菜・外食の裏側に自分の玉。

  • チームで品質を再現:SOPとデータで誰の畝でも同品質へ。

  • 規格外を価値に:カット・漬物・冷凍でロスが商品に変わる。

  • 次世代へ渡すOS:土・設備・販路・データという“農園のOS”を引き継げる。


12|100秒ストーリー📘

長雨で裂球が増え、相場は乱高下。
週報を見ると窒素偏り+潅水タイミング遅れ
波状定植を広げ、収穫適期を1日早め、予冷リードタイムを15分短縮
翌週、歩留まり+6pt、破損−30%、欠品ゼロ。

データと段取りが、天気の波を越える橋になった。


13|明日からできるミニ改善 ✅

  • 収穫後に規格比率・裂球率をホワイトボードで見える化(写真で共有)。

  • 予冷までの時間を1日だけ全員で計測し、ボトルネックを潰す。

  • 出口多層化表(生鮮/加工/直販/業務用)に担当・連絡先を記入。

  • SOP写真3枚(定植・摘葉・収穫)をハウス入口に掲示。

  • 週1でレビューとクレームの振り返り→翌週の作業指示に反映。


まとめ ✨

キャベツ農園は、
**「量の時代」→「規格と歩留まり」→「データと多販路」→「レジリエンスと環境」へ。
今日の一歩は――週報1枚・SOP・端境カレンダー・予冷時間の可視化。
小さな仕組み化が、
“いつも同じ品質”“選ばれ続ける産地”**を育てます🥬💪

 


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小池農園の農園日誌~商品設計×温度×表示×SNS~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~商品設計×温度×表示×SNS~

 

おいしい葉ものほど時間と温度の勝負朝どれ→選別→予冷→出荷3時間以内に収め、商品3階建て×保存法カード×写真運用で“売り切る仕組み”を固定化します。✨


1|商品ラインナップ“3階建て” ️

  1. ベース

    • キャベツ丸玉/1/2カット(端数カット価格)

    • 白菜1/2・1/4カット(鍋POP付き)

    • サニー/グリーン 1株 or 150g袋(朝どれシール)

  2. ミドル

    • コールスローKIT(千切り+ドレッシング)

    • 鍋セット(白菜+ねぎ+きのこ)

    • サラダミックス(サニー×グリーン×紫キャベツ細切り)

  3. プレミアム

    • 単一圃場ロット糖度・硬度タグ

    • 色映えBOX(レッドキャベツ主体のギフト)

すべてに採収日・ロット・保存温度を明記=信頼の土台。


2|“3時間動線”と温度管理 ⏱️❄️

  1. 6–8時 収穫:畝端で一次選別→即予冷(0–2℃・高湿)

  2. 8–9時 選別・包装結露ゼロで袋/結束(レタスは冷風直撃回避)

  3. 〜11時 出荷:直売/飲食/量販/ECへ振り分け

  • 混載NG:葉ものはエチレンに超敏感。果物と同梱しない。


3|表示・POPの“即効テンプレ” ️

  • 保存法

    • キャベツ:カット面ラップ→野菜室

    • 白菜:新聞で包んで立て保存

    • サニー/グリーン:袋のまま0–5℃、乾燥厳禁

  • 食べ方ワンフレーズ

    • 「千切り+塩昆布30秒」

    • 「白菜×ごま油×塩で浅漬け」

    • 「レタスはちぎると水っぽくならない」✂️


4|値付け・在庫・値引き

  • 価格は198/298/398円など即決レンジ。

  • セット割:鍋SET・サラダKITで**−50円**。

  • 値引き:閉店30分前の1回だけ(−20〜30%)。早値引きはブランド毀損⚠️


5|販路別パターン

  • 直売所試食(千切り/ちぎり)+保存カードで回転UP。

  • 飲食サイズ・硬さ・カット規格を仕様書化→曜日固定便

  • 量販色構成(緑×紫)で売場を明るく。**箱ラベルに“朝どれ・予冷済”**を明記。

  • ECクール便緩衝厚め到着後の保存カード同梱。


6|写真・SNS“3コマ運用”

  • 朝:畑の逆光ショット+「本日◯時並びます」️

  • 昼:まな板の断面/ちぎりの近接

  • 夕:在庫速報「残り◯袋・明日のラインナップ」
    ハッシュタグ:#朝どれ #サラダ #鍋の季節 #キャベツ #レタス #白菜


7|クレーム“未然防止”運用 ️

  • しなび:乾燥が原因→ミスト陳列or袋の穴径見直し

  • えぐみ成葉多めロットカット方向塩もみ提案で体験差を縮める。

  • 黒斑(レタス):温度・エチレン・打撲の複合→搬送見直し果物分離


8|月次ふり返りダッシュボード

  • 規格率・返品率・SNS保存数・天候を1枚で。

  • 販路別粗利×歩留まりを比較して**“売り切れる構成”**に更新。


9|そのまま使える“納品仕様書の骨子”

  • 品目/サイズ(球径・葉長)/カット可否

  • 包装形態(袋厚・穴径・結束)/ロット・採収日

  • 保存温度帯/陳列推奨(ミストの有無)

  • 連絡ルール(欠品・増量・返品の窓口)


 

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小池農園の農園日誌~“畑は設計で静かになる”~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~“畑は設計で静かになる”~

同じ“葉もの”でも結球型(キャベツ・レッドキャベツ・白菜)と非結球型(サニー・グリーンリーフ)は根の気分・水と風・肥料の効かせ方がまるで違います。土づくり→苗→定植→環境→水肥→病害虫→収穫・予冷の順で整える、5作物共通の“静かな畑”づくりを置いていきます。‍✨


1|年間カレンダー(温暖地の一例)️

  • 12–2月:圃場改良(石灰・堆肥)/春作の育苗開始

  • 3–6月:春作定植→結球・葉伸長管理→初夏どり

  • 7–8月:夏作レタスは遮光・高畝・潅水設計で熱対策/秋冬作の育苗

  • 9–12月:秋冬作定植→冷涼期に充実→冬どり(白菜・キャベツが主力)

“品目の順序”で病害虫を回す。結球→非結球→結球のローテが畑を楽にします。


2|土づくり・排水・pH

  • 共通通気性>保水性明渠・踏圧ライン固定で根を窒息させない。

  • pH目安:キャベツ/レッドキャベツ/白菜=6.2–6.8、サニー/グリーンリーフ=6.0–6.5

  • 堆肥:冬に1t/10aをベース(重粘土は+α)。C/N偏りは春の追肥で微調整。


3|苗と定植:最初の30%で決まる

  • 苗齢:本葉4–5枚(結球系)/3–4枚(レタス系)。

  • 根鉢:白根がポット縁に軽く回る程度。徒長はNG。

  • 定植:やや浅植え+初回潅水しっかり株間

    • キャベツ・レッド:35–45cm

    • 白菜:40–50cm(品種で調整)

    • サニー・グリーン:25–30cm

  • マルチ:黒マルチ+防虫ネットで初期加温&飛来阻止。️


4|環境(温度・風・光)️

  • 目安温度:昼18–22℃/夜8–12℃(レタスは高温で抽だい注意⚠️)。

  • 葉面が乾く程度の微風を常に(べと病・軟腐の保険)。

  • :夏のレタスは遮光20–30%、秋冬の結球は十分な光量でしっかり太らせる。


5|水・肥料:薄く×均一×タイミング ⛲

  • 潅水朝多め→夕切り上げ。過湿=根腐れ&病気の入口。

  • チッソ(N)

    • 結球系=前半手厚く/結球期は控えめ(過剰は裂球・軟腐の引き金)

    • レタス系=少量多回で“やわらかさ”を維持

  • カルシウム:芯腐れ・チップバーン対策に土壌+葉面でローテ。


6|品目別“ツボ”

  • キャベツ外葉の量=球の器。外葉を疲れさせない水肥配分を。裂球前はやや乾かし

  • レッドキャベツ:色は光と昼夜較差で決まる。晩秋に温度メリハリ

  • 白菜外葉健全=結球開始の合図。芯腐れ防止にCa+通風

  • サニー:葉先焼けは乾風×直射が原因。朝潅水+午後は遮光で回避。

  • グリーンリーフチップバーンは高ECと乾湿差で悪化。薄く多回を徹底。


7|病害虫“初期サインと初動” ️

  • べと・軟腐:水滴・結露を作らない。早朝換気+株元風

  • コナガ・ヨトウBT/選択剤ローテ、結球内は早期散布。

  • アブラムシ:反射マルチ・天敵・黄色板。

ラベル遵守・希釈・散布間隔・収穫前日数は厳守。


8|収穫・予冷・出荷 ❄️

  • キャベツ/レッド/白菜0–2℃・高湿で予冷→外葉を整えて結束。

  • サニー/グリーン0–2℃・高湿だが冷風直撃NG。乾燥厳禁。

  • **エチレン源(果物等)**と同居させない。


9|週次チェックリスト ✅

  • ☐ pH/EC・潅水ログ

  • ☐ 外葉の色と厚み(栄養・水・病気の鏡)

  • ☐ 害虫捕獲数と補正散布記録

  • ☐ 規格率(秀/優/B)×販路

  • ☐ クレーム写真と対策メモ


まとめ
“通気×薄肥×タイミング”の3点で、5兄弟は静かに育ちます。明日は朝潅水の終了時刻を前倒しし、葉を乾かす時間をつくってみてください。畑が変わります。️

 

 

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小池農園の農園日誌~旬を食べる~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

 

🕊️旬を食べるという贅沢

~小池農園が大切にしている季節のチカラ~

こんにちは、小池農園です😊
今回は、私たちが日々の野菜づくりの中でとても大切にしている「旬」についてのお話です。

みなさんは、野菜を選ぶときに「今が旬かな?」と意識したことがありますか?
スーパーには一年中さまざまな野菜が並んでいますが、やはり自然のサイクルの中で育った“旬の野菜”には、特別な味わいとパワーがあるんです🌱


🍅旬の野菜ってなにがいいの?

まず、旬の野菜=その野菜が最もおいしく、栄養価も高い時期のこと。
例えば春には、ふわっとやわらかい春キャベツや、新じゃがいも、えんどう豆などが登場し、みずみずしい味わいで食卓を彩ってくれます。

🌽夏は太陽をたっぷり浴びたトマトやピーマン、ナスなどが旬を迎え、
🍠秋はさつまいもやかぼちゃ、里芋などの根菜が甘みを蓄えます。
❄️冬には白菜や大根など、煮込んで美味しい野菜が真価を発揮します。

その季節に自然と育つ野菜だからこそ、体が求める栄養素ともマッチしているというのも旬の魅力のひとつです✨


👨‍🌾小池農園が“旬”を大切にする理由

私たち小池農園では、旬に合わせて野菜が一番元気に育つタイミングで植え、育て、収穫しています。

季節に合った野菜を選ぶことで、余計な農薬や肥料に頼らず、野菜本来の力を引き出す栽培ができると考えています。
そして、旬のタイミングで収穫された野菜は、味・食感・香りのどれをとっても格別!
「この時期しか味わえない」「また来年まで楽しみにしたい」そんな風に思っていただける野菜を届けたいと、日々取り組んでいます🌾


🧺“旬を味わう”という豊かさを日常に

旬の野菜を食べることは、決して難しいことではありません。
むしろ、毎日のごはんにほんの少し“季節の彩り”を取り入れるだけで、食卓が明るく・心が豊かになります😊

たとえば、春にはサニーレタスやグリーンリーフでフレッシュなサラダを。
夏にはトマトやピーマンを使った冷製パスタやグリル。
秋は甘みが増したキャベツでロールキャベツやお好み焼き。
冬はとろとろになる白菜で鍋やミルフィーユ煮…季節を感じながら食べる料理って、なんだか特別ですよね🍽️


🌿まとめ:自然のリズムに寄り添う暮らしを

旬の野菜は、その時期にしか味わえない、自然からの贈り物です。
小池農園では、これからも“旬を届ける農園”として、季節の移ろいを感じられる野菜づくりを続けていきます。

「今日は何が旬かな?」
そんな視点でお買い物をしていただけたら、私たちにとって何よりの喜びです🌸

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小池農園の農園日誌~葉物野菜~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

小池農園の葉物野菜たち

~季節を彩る、やさしい緑のごちそう~


今回は、私たちが大切に育てているキャベツやレタス類などの葉物野菜についてご紹介します!

一年を通して身近にある野菜たちですが、品種や季節によって味わいや食感が異なるのをご存知ですか?
旬を意識して味わうことで、より一層おいしく楽しめるんです


キャベツ~巻きの強さが季節を教えてくれる~

キャベツは通年で出回る野菜ですが、季節によって表情が変わります

  • ❄️ 冬キャベツ:ぎゅっと巻きがしっかりしており、加熱するととろけるような甘さに。ロールキャベツやポトフなど煮込み料理にぴったり!

  • 春キャベツ:ふんわり巻きで、葉が柔らかくみずみずしいのが特徴。サラダやコールスローに最適です。

どちらも栄養価が高く、ビタミンCや食物繊維が豊富。体調を整える野菜として、毎日の食卓で大活躍です✨


レッドキャベツ~色鮮やかに、栄養もたっぷり~

「赤キャベツ」や「紫キャベツ」とも呼ばれるレッドキャベツは、見た目が華やかなだけでなく、栄養価もとても高いんです

  • アントシアニン(ポリフェノールの一種)が豊富で、抗酸化作用に注目

  • 固く締まった巻きとシャキシャキの歯ごたえが特徴

  • 千切りサラダやマリネ、ピクルスにすると彩りもアップ♪

一見クセがありそうに見えますが、意外とまろやか。サンドイッチやバインミーに挟んでもおすすめです


サニーレタス&グリーンリーフ~万能!やわらかリーフたち~

サニーレタスは、赤みを帯びたフリル状の葉が特徴的。見た目も華やかで、サラダはもちろん、炒め物やスープにも相性抜群です。しんなりしすぎず、シャキっとした食感をキープしてくれます。

グリーンリーフレタスは、やわらかくクセのない味で食べやすく、ボリューム感もあるため飲食店の盛り付けや包み料理に大人気!サムギョプサルなどにもぴったりですね

リーフレタス類は淡色野菜に比べてβ-カロテンが豊富で、美容や健康を意識される方にもおすすめです。


小池農園のこだわり~葉物に“やさしい環境”を~

私たちの農園では、季節や品種ごとの特性に合わせて土づくりや水管理を細かく調整しています。
葉物野菜はデリケートなため、風通し・日照・害虫対策まで細かい気配りが必要です。

また、早朝の新鮮なうちに収穫して出荷することで、食卓に届く頃にはシャキッとしたみずみずしさをそのまま味わっていただけるよう心がけています✨


旬の葉物で、毎日をちょっと豊かに

キャベツもレタスも、「いつでも買える野菜」だからこそ、本当においしい旬の味を一度食べてみてほしいと思っています。

料理の主役にも脇役にもなれる葉物たちは、健康にも見た目にも嬉しい食材。
これからも小池農園では、新鮮で安心・おいしい葉物野菜をお届けしていきます!

ぜひ直売所や通販で、旬の一品を手に取ってみてくださいね

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小池農園の農園日誌~喜び~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~喜び~

 

朝露に濡れた畑。鳥の声が響く静かな空気の中、今日も土と向き合う。
農家の一日は、自然のリズムに沿って始まり、作物の成長とともに過ぎていきます。

派手さや注目とは無縁でも、その中には、かけがえのない喜びがたくさん詰まっています。
今回は「農家にとっての喜びとは何か」を、日々の営みの中から深く掘り下げてご紹介します。


1. 「芽が出た」その瞬間に感じる命の奇跡

小さな種が、数日後には地表を押し上げ、かわいい芽を見せてくれる――
それだけで、言葉にならない感動と希望が湧いてきます。

喜びの一例:

  • 予想より早く芽が出て、自然の力に驚かされる

  • 双葉が開いたときの愛おしさ

  • 「今年もこの作物が始まった」と季節を感じる

作物の芽生えは、農家にとって**“また一年が始まる”合図**でもあります。


2. 土に触れ、自然と調和する“生きている実感”

農作業は、天気・湿度・虫・雑草など、毎日が変化の連続。
それでも、**自然と対話するように手を動かすことで、“生きている実感”**が深まります。

作業の中で感じる幸せ:

  • 素手で土を触る心地よさ

  • 苗に水をやるときの“ありがとう”の気持ち

  • 雨の後、作物がイキイキしている姿を見つけたとき

農家は「自然と戦う」のではなく、「自然と共に生きる」という感覚を日々体感しています。


3. 収穫の瞬間に広がる“喜びと達成感”

収穫は、努力と時間が実る瞬間。
果実がきれいに色づいていたとき、重みのある実を手に取ったときの感動は、言葉では尽くせません。

嬉しい場面:

  • 初めて育てた野菜が予想以上に立派に育った

  • 「今年は出来がいいな」と家族や仲間と喜び合う

  • トラックに収穫物を積むときの達成感

土の中にあった時間を、自分の手で掘り出す喜びこそが、農家の原動力です。


4. 食べる人からの「おいしかった」の一言が宝物

農作物は、“食べる人の口に届いてこそ完成”します。
直売所やマルシェ、定期便で届いた野菜を受け取ったお客様からの感想は、何よりの励みです。

よく聞く声:

  • 「このトマト、子どもが夢中で食べました」

  • 「昔食べた味を思い出しました」

  • 「安心して食べられるから、またお願いしたい」

誰かの暮らしを支え、記憶に残る野菜を届けられること。それが農家としての誇りです。


5. 世代を超えて“つながり”が育まれる仕事

農業は、土地、家族、地域との関係が深い職業です。
子どもに苗の植え方を教えたり、ご近所と収穫を分かち合ったり――そうした人の絆を育てる時間も、農家ならではの魅力です。

こんな幸せも:

  • 孫が収穫を手伝いに来て「楽しい!」と目を輝かせる

  • 昔ながらの栽培方法を次世代に伝える役割

  • 地元の学校と連携した“食育”活動

農業は、命だけでなく“文化”や“記憶”も受け継いでいく仕事なのです。


農家の喜びは、“自然の中で生き、誰かの暮らしを支えること”

農家の喜びは、土と向き合い、手間を惜しまず、収穫の感動を味わい、誰かの「おいしい」につながっていくこと。
そこには、静かで、深く、誇らしい幸せがあります。

自然に寄り添いながら生きる。その豊かさと意味を、農業は私たちに教えてくれるのです

小池農園の農園日誌~魅力~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~魅力~

 

夏の畑は、陽射しと土のにおいが満ちる生命の舞台。
とれたてのナス、瑞々しいトマト、シャキっとしたきゅうり。
汗を流しながら育てた野菜たちが持つ「味」「香り」「力強さ」は、まさに自然からの贈り物です。

農家として夏野菜を育てる日々には、喜びと発見が詰まっています。今回は、その“夏野菜の魅力”を、現場の目線から深く掘り下げてご紹介します。


1. 夏野菜は“太陽のエネルギー”そのもの

ナスやピーマン、ゴーヤ、トマト、とうもろこし…
夏野菜の多くは、強い日差しを浴びて育ち、見た目にも鮮やかで生命力にあふれています。

特徴的な魅力:

  • 色が濃く、ビタミンが豊富

  • 水分量が多く、火照った体を冷やしてくれる

  • 抗酸化作用や疲労回復に役立つ栄養素が豊富

まさに、夏を乗り切る“天然のサプリメント”のような存在です。


2. 毎日の畑がくれる“変化”と“発見”

夏は野菜の生長が早く、朝と夕方で姿が違うこともあるほど。

畑で感じる日々の魅力:

  • 「今朝咲いた花が、もう実をつけている」驚き

  • 雨の後、ぐっと色づいた実に気づく瞬間

  • 虫たちと共存しながら育てる命の連鎖

手間をかけた分だけ、野菜が応えてくれる感覚は、育てる者にしか味わえない喜びです。


3. “朝採り”が生む、格別の味と香り

夏野菜は、日の出直後に収穫することで、甘みや香りが際立ちます。

直売所や飲食店に喜ばれる理由:

  • 朝採りのトマトは香りが濃く、果肉がしまっている

  • とうもろこしは朝一番が一番甘い

  • キュウリは水分が多く、パリッとした食感が持続

「野菜は生き物」という感覚が、料理人や消費者に伝わるのがうれしい瞬間です。


4. 家族や地域と“旬を共有”できる幸せ

夏野菜は収穫量が多く、ご近所や家族、地域の方々と分け合う文化が根付いています。

喜びの循環:

  • 子どもたちが畑に来て、野菜の大きさに目を輝かせる

  • お裾分けが会話のきっかけになる

  • 直売所で「今年もこの味が楽しみで来ました」と言われる

“育てる”だけでなく“つながる”のが、農家の喜びです。


5. 夏野菜は、自然と共に“生きている”ことを教えてくれる

大雨や猛暑など、思い通りにいかない日もあります。
それでも、野菜はその中で力強く根を張り、葉を広げ、実をつけてくれます。

  • 日陰に植えたナスが、逆に甘く育つことも

  • 手を入れすぎないほうが良い場合もある

  • 毎年、まったく同じ味にはならない

野菜を育てることは、“自然と対話すること”。その謙虚さと感動が、農業の本質です。


夏野菜は、“季節を味わうことの喜び”を教えてくれる

農家にとって夏野菜は、「育てる手間」と「実る喜び」が最も色濃く味わえる季節の恵みです。

その一皿が、誰かの健康を支え、誰かの笑顔を生む。
畑から始まるこの豊かな循環こそ、夏野菜の真の魅力なのです。

ブログ更新をはじめました。

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今後ともよろしくお願いいたします。