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月別アーカイブ: 2025年11月

小池農園の農園日誌~“キャベツ農園のしごと”~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~“キャベツ農園のしごと”~

 

 

前回は、キャベツづくりの一年についてお話しましたが、
今回は少し視点を変えて、

「キャベツ農園で働くってどんな感じなの?」
「農業の仕事にちょっと興味はあるけど、実際どうなの?」

という方に向けて、
**“キャベツ農園で働くリアルとやりがい”**をお届けしたいと思います✨


1.「農業=きつい・汚い・休みがない」…本当にそれだけ?🤔

正直に言います。
キャベツ農家の仕事は、ラクではありません💦

  • 早朝からの作業

  • 真夏の暑さ、真冬の寒さ

  • 土や泥、時には虫とも付き合う毎日

だけど、これだけははっきり言えます👇

「きついこともあるけれど、それ以上に“気持ちよさ”と“達成感”がある仕事」

だということです😊

たとえば…

  • 夜明け前からトラクターで畑に入って、
    東の空が明るくなり、太陽が昇ってくる瞬間の爽快感🌅

  • 前日まで苗だった畑が、一日で一面のキャベツ畑に変わっていくダイナミックさ🥬

  • 収穫が終わった畑を見たときの「やり切った!」という達成感💪

これは、デスクワークではなかなか味わえない感覚かもしれません。


2.キャベツ農園の一日の流れ⏰

季節や天気で変わりますが、
大まかな「一日の仕事のイメージ」はこんな感じです👇

◆ 朝(夏場は早朝スタート)

  • 収穫作業(気温が上がる前にできるだけ進める)

  • 出荷のある日は、箱詰め・トラックへの積み込み🚚

収穫は、リズムよく体を動かす“スポーツ”みたいな感覚に近いかもしれません。
慣れてくると、

  • 玉の重さを持った感覚で“収穫OK”が分かる

  • ナイフを入れたときの感触で締まり具合が分かる

ようになり、手が“キャベツを覚えてくる”感覚があります✋

◆ 午前〜昼

  • 畑の見回り(病気・虫・水分状態のチェック)

  • 新しい畑での定植作業

  • 肥料まき・防除(必要なときだけ)

単純作業に見えて、
「どのタイミングで、どの畑に、どんな作業を入れるか」を常に考えながら動くのも農園の仕事です。

◆ 午後

  • 選別・箱詰め・伝票作成

  • 機械の整備(トラクター・作業機の点検)

  • 明日の段取り確認

夏場は、暑さのピークを避けて作業時間を前後にずらしたり、
冬場は霜がおりている間はハウス作業から始めたりと、
季節によって“時間の使い方”も変わります。


3.キャベツ農園の仕事=「チームスポーツ」だと思っています🏃‍♀️🏃‍♂️

農業というと「一人で黙々と」というイメージがあるかもしれませんが、
実際の現場は**かなり“チームプレー”**です。

  • 収穫班

  • 選別・箱詰め班

  • トラクター・機械を動かすオペレーター

  • 育苗管理担当

それぞれ役割分担をしつつ、
状況に応じて柔軟にフォローし合いながら動きます。

◆ 「今日はこっちを優先しよう」がすぐ決まる現場力

キャベツは生き物なので、

  • 思ったより生育が早かった

  • 想定外の雨が続いた

  • 出荷の注文量が増えた

など、予定通りにいかないことも多々あります。

そんなときこそ、
**「今、一番優先すべき畑はどこか?」**をみんなで共有しながら動くことが大事。

  • 誰かひとりに仕事が集中しないよう、

  • みんなで声を掛け合いながら、

“チーム農園”として一体感を持って働けると、
一日の終わりの疲れ方も、どこか心地よくなります😊


4.未経験でも大丈夫?どんな人が向いている?🧐

「農業は全くの未経験だけど、興味はある」という方も増えています。
結論から言うと、未経験でも大丈夫です🙆‍♂️🙆‍♀️

◆ 技術は“体で覚える”+“ちゃんと教えます”

  • ナイフの使い方

  • キャベツの持ち方

  • 苗の植え方

  • トラクターの乗り方・機械の扱い方

これらは、最初からできる人なんていません。
一つひとつ、先輩の動きを見ながら、実際にやってみて覚えていく仕事です。

「分からないことはその場で聞ける雰囲気」があることも、
農園の大事な文化のひとつだと思っています🌈

◆ こんな人は、キャベツ農園に向いています👍

  • 体を動かすのが好きな人

  • コツコツした作業を積み重ねるのが苦にならない人

  • 自然や植物が好きな人🌿

  • 朝型の生活リズムが合いそうな人

  • チームでわいわい話しながら作業するのが嫌いじゃない人

逆に、

  • 外の暑さ・寒さがどうしても苦手…

  • 土や泥を触るのが本当に無理…

という方は、少し大変かもしれません💦
(とはいえ、ハウス作業や選別・事務など室内側の仕事もあります!)


5.キャベツ農園で働く“やりがい”って?💚

実際に働いているメンバーからよく聞くのは、こんな声です👇

「自分が収穫したものが、すぐ世の中に出ていく実感」

スーパーや道の駅で
自分が収穫・箱詰めしたキャベツが並んでいるのを見ると、

「あ、これ俺(私)が切ったやつだ!」

と、ちょっと誇らしい気持ちになります😆

「季節の変化を、体全体で感じられる」

  • 春の空気の軽さ

  • 夏の土の匂い

  • 秋の空の高さ

  • 冬の朝のキーンとした冷気

カレンダーを見なくても、
体が“今は〇月だな”と分かるようになっていきます。

それは、
デスクワーク中心の生活ではなかなか味わえない感覚かもしれません🌤️

「お客様の声がダイレクトに届く」

直売所やSNSを通じて、

  • 「ここのキャベツが一番好きです!」

  • 「甘くて子どもがバクバク食べました!」

  • 「毎年この時期を楽しみにしています」

といった声をいただくことも多く、
その一言が、きつい時期を乗り越える力になるのは、
農業ならではのやりがいです😊


6.これからのキャベツ農園は、“もっとオープン”になっていきたい🚜📲

私たちは、キャベツをつくって出荷するだけでなく

  • 農園の様子をSNSで発信したり📷

  • 収穫体験や農園見学を企画したり👨‍👩‍👧‍👦

  • 飲食店さんとコラボしてメニューを考えたり🍽️

といった取り組みも、これからもっと増やしていきたいと思っています。

「農業って、もっと近くて、もっと面白い仕事なんだよ」

ということを伝えるために、
キャベツ農園の“裏側”もどんどん見せていきたいと考えています🥬✨


7.最後に:キャベツ農園は、“食べる人と働く人をつなぐ場所”になりたい🌈

キャベツ農園は、

  • 土と向き合う場所

  • 植物と向き合う場所

  • 気候と向き合う場所

であると同時に、

「食べる人」と「つくる人」をつなぐ場所

でもあると思っています。

  • 毎日のご飯を支えていること

  • 子どもたちの“野菜嫌い克服”のきっかけになること

  • 飲食店さんの「おいしかった」の一言につながること

そのどれもが、
キャベツ農園で働く人たちの大きなモチベーションです😊

もしこの記事を読んで、

  • キャベツの見え方が少し変わった

  • 農業の仕事にちょっと興味が湧いた

  • 農園や産直のキャベツを探してみようかなと思った

そう感じていただけたなら、とても嬉しいです✨

これからも〇〇キャベツ農園は、
“おいしい一玉”と一緒に、“まっすぐな想い”もお届けできる農園でありたいと思います。

今日の食卓にキャベツが並んだら、
ふと「どんな畑で育ったんだろう?」と
思い出してもらえたら嬉しいです🥬💚

 

 


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小池農園の農園日誌~“おいしさの裏側”~

皆さんこんにちは

小池農園の更新担当の中西です。

 

~“おいしさの裏側”~

 

 

スーパーに並ぶ丸々としたキャベツ。
みなさんにとっては「当たり前にある野菜」のひとつかもしれませんが、
畑の現場から見ると、**1玉のキャベツにはものすごくたくさんの“手間・技・タイミング”**が詰まっています。

今回は、キャベツ農園の一年の流れや、
「どうやってあのシャキシャキ感や甘さをつくっているのか」
そして、「私たちがどんな想いでキャベツを育てているのか」を、
少し深くお話してみたいと思います✨


1.キャベツ農家の一年は、タネをまく前から始まっている

キャベツは、タネをまいてから収穫までが仕事…ではありません。
実はその前の**「土づくり」**が、すでに勝負の始まりです

◆ 土づくりが“8割”と言ってもいいくらい大事

キャベツは根張りがよく、たくさんの葉を広げて育つ野菜。
だからこそ、

  • 水はけが良すぎてもダメ

  • ベチャッと水が溜まるのもダメ

  • 肥料分が多すぎても少なすぎてもダメ

という、なかなか“わがまま(笑)”な一面があります

そこで私たちは、

  • 堆肥や有機質肥料をすき込んで、土をふかふかにする

  • 前作の根や残渣をていねいにすき込んで分解をうながす

  • pH(酸度)をチェックして、石灰などで調整する

など、キャベツが気持ちよく根を張れるベッドづくりから始めています️

「なんとなく肥料をまく」のではなく、
土を“育てる”感覚で毎年少しずつ改善していくのが、キャベツ農園のベースの仕事です。


2.タネまき・育苗は“赤ちゃんのお世話”みたいなもの

キャベツは多くの場合、いきなり畑にタネをまくのではなく、
まずは育苗(いくびょう)ハウスで苗を育てるところからスタートします。

◆ タネまき〜発芽まで

  • 専用のトレーに培土を入れて、1粒ずつタネを落としていく

  • 土をかぶせ、水をたっぷりあげる

  • 温度・湿度を保ちながら発芽を待つ

この間は、**「乾かしすぎない」「蒸らしすぎない」**のバランスが大事。
小さな双葉がピョコッと顔を出した瞬間は、何回見ても嬉しいものです✨

◆ 苗の管理は、とにかく“目を離さない”こと

苗が育つハウスの管理では、

  • 気温が上がりすぎる日は、ハウスを開けて風を通す

  • 冬は保温、夏・秋は高温対策

  • 水やりの量を、根の張り具合や葉の色を見ながら調整

など、とにかく毎日、顔色を見てあげるのが仕事です。

苗づくりの段階で、
ひょろひょろになってしまったり、
根が十分に張っていないと、

畑に出したあと、少しのストレスで弱ってしまったり、
生育にムラが出たりする原因になります

だからこそ、苗づくりは“赤ちゃんのお世話”のように、
とにかく目をかけてあげる期間なんです


3.定植(畑に植え付け)から始まる、風との戦い・虫との戦い

ある程度しっかりした苗に育ったら、いよいよ畑へお引っ越し

◆ 植え付けのタイミングは「天気予報とのにらめっこ」

  • 雨の前日がいいのか

  • 風が強そうな日は避けるべきか

  • 気温が急に下がる予報になっていないか

など、定植の日は天気予報とにらめっこしながら決めます

植えた直後に強風が吹くと、苗が倒れてしまったり、
日差しが強すぎると、根がまだ張りきっていない苗がぐったりしてしまったり…。

一株一株を手で確認しながら植え付けていき、
その後も数日は、様子を見ながら“見回り”を続けます

◆ 虫とのつきあい方

キャベツといえば、みなさんご存じモンシロチョウ
あの可愛らしいチョウが飛ぶということは…
そう、キャベツ農家にとっては「青虫シーズンの始まり」でもあります

農薬に頼りすぎず育てたい気持ちと、
お客様に安心して食べてもらえる見た目・品質を保つ責任。

そのバランスを取るために、

  • 発生が多そうなときだけピンポイントで防除を行う

  • ネットを張る・トラップを置くなど、物理的な対策を組み合わせる

  • 株を弱らせないよう、肥料や水管理で“丈夫な体づくり”をする

など、できることを積み重ねています


4.キャベツの“巻き”は、農家にとってドキドキの瞬間

順調に育ってくると、
外側の葉が広がり、その中心が少しずつ丸く巻き始めます。
ここからが、キャベツ農家にとってワクワクと不安が混ざるステージです。

◆ 巻きの“入り方”でいろいろなことが分かる

  • 外葉がしっかりしているか

  • 玉の形がきれいな球になっているか

  • 雨のあとに裂球(われてしまうこと)がないか

“玉”の硬さや重さ、色つやを見ながら、

「この畑はあと〇日くらいで収穫かな…」
「日当たりのいい列は少し早めに取らないと」

と、頭の中でカレンダーを組み立てていきます

◆ 天気が悪い年は、本当にハラハラする

  • 長雨で根が傷んでしまったり

  • 台風で外葉が裂けてしまったり

  • 急激な冷え込みで生育が止まったり

自然相手の仕事なので、
思うようにいかない年も当然あります。

そんなときでも、
**「今できる最善を、毎日積み重ねるしかない」**と自分に言い聞かせながら、
畑に通い続けます


5.いざ収穫!1玉1玉、手で確かめながら刈り取ります✂️

収穫期を迎えた畑は、
まさに**“キャベツの海”**のような景色になります

でも、ここがゴールではなく、
むしろ最後の「見きわめ力」が問われる場面です。

◆ 「今まさに食べごろ」のタイミングをさがす

キャベツは、

  • 早く取りすぎると → 軽くて葉が薄く、甘さも物足りない

  • 遅すぎると → 玉が硬くなりすぎる・裂けるリスク

という特徴があります。

だから、1玉ずつ

  • 手のひらで押してみて、締まり具合を確かめる

  • 包丁を当てる感触で、“中身の詰まり”を感じる

といった方法で、
その畑・その列ごとにベストなタイミングを見極めながら収穫していきます✂️

◆ 収穫後も、キャベツは“生きている”

収穫してコンテナに入れたキャベツたちは、
すぐに選別場へ運び、

  • 外葉を整え、重さ・大きさで選別

  • 箱詰め・袋詰め

  • 出荷のトラックへ

という流れに乗って旅立っていきます。

キャベツは収穫後も呼吸をしている、生きている野菜。
だからこそ、

  • 真夏はできるだけ早く冷蔵庫や涼しい場所へ

  • 直射日光を避けて保管

など、“畑の続き”のお世話を、出荷まで続けてあげることが大事です


6.「キャベツ農家として伝えたい、おいしい食べ方&保存のコツ」

せっかくなので、キャベツ農家の立場から
**「こんなふうに食べてもらえたら嬉しい!」**というポイントも少し。

◆ まずはシンプルに“生”で味わってほしい

とくに、寒さの増す季節に収穫したキャベツは、
本当に甘みが強くなります。

  • 外側の少しかたい葉 → 千切りや炒め物に

  • 中心部分のやわらかい葉 → 生サラダ・浅漬けに

まずは、何もつけずに一口。
そのあと、塩やオリーブオイル、味噌マヨなど、
シンプルな味付けで味わっていただくと、
キャベツ本来の甘さがよく分かりますよ

◆ 保存は「切り口を乾かさない・冷やしすぎない」がポイント

  • 使いかけのキャベツは、切り口にキッチンペーパーをあててラップで包む

  • 冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると◎

  • 丸ごとの場合は、芯の部分を少しくりぬいて、そこに湿らせたキッチンペーパーを入れる裏技も

これだけでも、持ちが全然違います


7.最後に:1玉のキャベツが、今日の食卓の“真ん中”になれたら嬉しいです❤️

キャベツ農園の一年をざっくりとお話しましたが、
本当はここに書ききれないほどの

  • 天候との戦い

  • 病気・害虫との根気くらべ

  • 土を育てる長い時間

が詰まっています。

それでも私たちが、
毎年キャベツを育て続けるのは、

「今日もどこかの食卓で、うちのキャベツを囲んで
家族の笑顔が生まれているかもしれない」

そう思えるからです

  • ロールキャベツ

  • お好み焼き

  • 回鍋肉(ホイコーロー)

  • とんかつの山盛りキャベツ

  • ざく切りのコンソメスープ

どんな形でもいいので、
あなたの食卓の真ん中に“キャベツの緑”があったら、
生産者としてこんなに嬉しいことはありません。

これからも、
一玉一玉に想いを込めながら、
「またこの農園のキャベツを食べたい」と言っていただける野菜づくりを続けていきます

 

 


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